長女にゃむの出産を10月後半に控え、目下出産・育児グッズの準備に追われています。
当初は「揃えなくてはならないものは大体決まっているものなので、それを買い揃えればいい」と短絡的に考えていたのですが、実際はそんなに甘くなかったです。
ベッドやチャイルドシートやベビーカーをそもそも購入するのかレンタルするのか、という問題に始まり、バラエティーに飛んだ商品群の中から自分たちの生活条件にあったものを選ばなくてはいけないので、大変です。
とはいえまだ8月後半で、予定日まで2ヶ月弱もあると私は考えているのですが、妻はそうではないようです。
最近は「今週は私の入院セットを必ず揃えるわよ」、「来週までには赤ちゃん用品の大物は準備しておきたいの」とかなり前のめりになっているように感じます。
早産になる可能性もゼロではないので理解はできますが、ちょっと焦り過ぎじゃないの、というのが正直なところです。
そんな中妻が「私、”El Síndrome del Nido”かもしれない」とつぶやきました。
直訳するとスペイン語で「巣症候群」という意味です。
日本では「巣作り本能」と言われているようですね。
コロンビア(おそらくスペイン語圏も)では出産を目前にして、妊婦が出産に必要なものを揃えるのに躍起になったり、赤ちゃんを迎えるための模様替えや掃除を時間を掛けて行う行動を言います。
「巣」が空になることではなく、「巣」を整えたいという強い願望とそれに伴う行動を示します。
妊娠後期によく見られる行動でよく知られた表現のようです。
妻曰く、「何かに取り憑かれたように躍起になってしまう」とのことです。
日本でもコロンビアでも母親の行動は共通しているんですね!
子供が成長して家を出ていくときの喪失感を表す「空の巣症候群」といい、母というのは巣を父より重要視するものなのでしょうか?!
正直言いますと、妻に言われるまで「巣作り本能」も「空の巣症候群」というのが存在することも知りませんでした。。。
出産は新しい命を迎えるだけでなく、わたしたちに新しい学びを与えてくれるものなんだなとつくづく思いました。
コメント