出産時の痛みを和らげる 無痛(和痛)分娩とは

妊娠・出産

妻は南米コロンビア出身です。
妊婦健診に慣れ、病院に出産の申込みをする段階になって「次回の健診時に無痛分娩について聞こう」と言ってきました。

出産を担当しない私(夫)にとっては「???」でした。
出産は痛みに耐えるものだと勝手に思い込んでいたので、無痛分娩なるものがあること自体知りませんでした。
健診時に病院に聞いたところ、無痛分娩は可能で、基本的な分娩費用に比べ、+15万円になるとのことでした。

追記

無痛分娩は保険適用外です。
しかし、医療費控除の対象になります。
出産費用の医療費控除については「2024年確定申告 出産費用の医療費控除」を参考にしてください。

妻は南米コロンビア出身です。
妊婦健診に慣れ、病院に出産の申込みをする段階になって「次回の健診時に無痛分娩について聞こう」と言ってきました。

出産を担当しない私(夫)にとっては「???」でした。
出産は痛みに耐えるものだと勝手に思い込んでいたので、無痛分娩なるものがあること自体知りませんでした。
健診時に病院に聞いたところ、無痛分娩は可能で、基本的な分娩費用に比べ、+15万円になるとのことでした。


無痛分娩とは、子宮口が自然にある程度まで開いてから、腰に挿入したカテーテルより麻酔を注入し、痛みを和らげるという分娩方法です。
子宮口がある程度まで開くまでと麻酔してからもある程度痛みはあるそうです。
そのため、「無痛」ではなく痛みを和らげる「和痛」という表現も使うようです。
麻酔後の痛みの程度ですが、麻酔なしの痛みを10とすると、ざっくり3くらいまで和らぐだろうとのことでした。

妻が無痛分娩をお願いするか迷っていたのでお世話になっているベテラン助産師さんに無痛分娩について意見を聞いてみました。
ご自身の出産時は麻酔を使わない普通分娩だったそうですが、出産時のあまりの痛さに麻酔を使わなかったことに後悔したと言っていました。

妻としては無痛分娩一択だったのですが、いろいろ情報収集していくうちに気持ちが揺らいでいきました。
病院のデータによると、麻酔を使わない分娩だと正常分娩が90%なのに対して、無痛分娩だと69%で、吸引と鉗子分娩の確率が高くなる傾向があるようです。
妻はもともと出産時の痛みを恐れて無痛分娩を考えていたのですが、それより生まれてくるにゃむの健康を第一に考えるようになりました。

最終的には二人で話し合い「自然和痛」にすることに決めました。

通常の無痛分娩は出産日をあらかじめ設定し、その予定日に陣痛促進剤を使い計画的に出産を行います。
自然和痛とは、通常の無痛分娩とは異なり、自然に陣痛が来てから入院し、麻酔を入れるという分娩方法です。

妻と話し合い、痛みに耐えられそうだったら麻酔なしで自然に分娩を行おうと決めました。

余談ですが、妻は40年前に生まれましたが、お義母さんは無痛分娩だったとのことです。
コロンビアではそのころから無痛分娩の選択肢があったようです。

妻が数日後に出産をする病院は、埼玉県で2番目に分娩件数が多い(2022年実績)のですが、初産婦への無痛分娩が始まったのは2021年4月からとのことでした(経産婦については不明)。
ゼクシーが2022年に3,000人のママにアンケートしたデータでは16%が無痛分娩だったそうです(ゼクシーの記事)。
ちょっと古いデータですが、2017年の厚生労働省の調査では無痛分娩対応の医療機関は全体の30%程度だそうです(厚生労働省「無痛分娩の実態把握及び安全管理体制の構築について 」)。
日本では無痛分娩希望でも対応している期間が少ないのがあまり普及していない原因のようです。

初産婦さんで出産の痛みに耐えられそうにないなど心配な方は、無痛分娩対応の医療機関を早い段階で探しておくことをおすすめします。

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